iPhoneとiPadProLiDARの違い！WEBARでの仕様を比較してみた。

LiDARセンサーの精度比較検証

2020年3月にAppleが11インチiPadProを新たに発売しましたが、こちらの最大の特徴が「LiDARセンサー」を搭載していることです。LiDARセンサーにより現実空間を認識する精度が飛躍的に向上したことで、WEBARでもより精度の高い表現が可能となりました。
既に弊ブログでもLiDARセンサーを用いたWEBAR表現について何度か紹介してきましたが、改めてLiDARセンサーの強みを検証していきたいと思います。

iPhoneとiPadPro（LiDARセンサー搭載）でそれぞれ動画を撮影してきたのでご覧ください。

【iPhone撮影】

【iPadPro撮影】

検証結果

動画の内容をまとめると、

【iPhone】
○人に対するオクルージョン効く
× 実体物にオクルージョン効かない
×（OSのアップデートによって向上しているが）平面認識速度は、iPadProには敵わない

【iPadPro（LiDARセンサー搭載）】
○人に対するオクルージョン効く
○実体物にもオクルージョン効く
○平面認識速度が早く、高低差の認識も正確で早い

※オクルージョン：手前にある物体が背後にある物体を隠すこと

LiDARセンサーはAppleのAR技術の中でも最も重要な要素の一つです。現在は、2020年モデルのiPadProにしか搭載されていませんが、2020年か2021年発売のiPhoneにLiDARセンサーが搭載されるのではないかと噂されています。また、Appleが開発中と噂されているARグラスにもLiDARが使われると言われています。
ARでの表現をより精度高く自由に行うためにも、LiDAR技術の動向は引き続き追って行きたいと思います！

AR SYNCは、ARアプリ・WEBARをもっと手軽に低コストに。をコンセプトに作成された、統合ARCMS（コンテンツマネージドシステム）です。このような用途でもWEB ARでマーカーレスで運用可能です。